
元旦会
「元旦会」は新年をお迎えするお慶びとともに
その年の最初に行うお勤めです。
例年1月1日午前7時よりお勤め、
その後皆様で大根炊きをいただき、
阿弥陀さまにお供えしたお酒を
皆でいただく御流盃をしています。

春季彼岸会
「彼岸」は阿弥陀如来の極楽浄土のことであり、
太陽が真西に沈む日を太陽の姿をとる
阿弥陀如来のおられる西方浄土ということや、
暑さ寒さが一段落する時候を
仏道修行に専念しやすい時期であることなど
様々な要因で行われるようになった行事です。
当山では春の彼岸の時期のいずれかの日に行います。

春季永代経
「永代経」は、浄土に生まれさせ仏にすることで
生きとし生けるものをもらさず救う
阿弥陀如来のことを記された経典を
永代にわたって大切にしていきましょうという行事です。
仏となってくださった方を機縁として、
自らその仏縁を結んでいくべく、
そしてこれからも結んでいけるよう、
その根本である経典を大切にします。
当山では5月下旬に行います。

盂蘭盆会
盂蘭盆会は仏弟子が集まった雨安居の時期に
先立たれた人々の恩愛を偲びつつ自他もろともに
三宝に帰依して仏徳をお讃えする法要となります
すなわち大切な故人とのお別れに
今も喪失感を抱えている者にとって
少しでも繋がりたいという思いからの行事になります
私たちのお敬いする阿弥陀如来は
私たちの心を見抜きお救いの道をお作りになられました
南無阿弥陀仏のお念仏に
すべてのいのちを仏様と仕上げる功徳をこめ
私たちに届けてくださっています
そのことをお互いに確認させていただくのが
浄土真宗における盂蘭盆会となります。
当山では8月13・14・15日にお勤めしています。

秋季彼岸永代経
秋の彼岸に合わせての永代経となります。
人の世は全て移ろいゆくものであり
永代にわたって留まるものは仏のみであります
我らのいのちのことわりは
悲しくも独り生まれ独り終えていかねばならず
大切な方とも必ず別れて行かねばならぬものであります
それ故に仏は我らを憐れみ浄土を建立されました
さきに生まれゆくものはのちを導き
のちに生まれゆくものはさきをたずねる
彼の岸、浄土に往生された今は亡き先人のみあとを
南無阿弥陀仏の本願のはたらきの中で
今まさに歩ませていただく我らであると
確認させていただく行事になります
当山では9月の彼岸のいずれかの日に行います。

報恩講
「報恩講」とは阿弥陀如来のご本願のみ教えを
明らかにしてくださった親鸞聖人のご遺徳を偲び、
その御恩に報いる講(集まり)として
親鸞聖人のひ孫である
本願寺第三世覚如上人から
七百年以上にわたって
真宗門徒で大切にされてきた行事です。
当院では例年11月22日と23日、計2日間お勤めしています。

定例法座
上記の恒例法要のない月の23日に行う定例の法座です。
本堂建て替え以前に行っていた法座を
復活することになった目的として、
近年、家庭の事情などで
月忌参りを中止されるご家庭が増えてきました。
その理由として、
通院や介護などお家に呼びづらい状況もあるようで、
ご自身が可能な時にお参りするための
受け皿としての要望もあり、
総合的に鑑みて定例法座の再開を決断いたしました。
午後2時より「信徳寺門信徒総月忌法要」としてお勤めし、
その際皆様から質問を受け付け、
それに従って30分程度法話、
そして皆様で茶話会を楽しんで
午後3時30分頃に終了予定ですのでお気軽にご参加ください。