信徳寺
信徳寺秋季彼岸永代経 併修 親鸞聖人御誕生850年 立教開宗800年慶讃法要/信徳寺開基 光闡院釋順信法師50回忌 勤修
2023年9月18日に信徳寺の彼岸永代経に併せて、慶讃法要と信徳寺初代住職の50回忌をお勤めいたしました。たくさんの有縁の方々にお参りたまわり、にぎにぎしくご勝縁を慶ぶことができました。また親戚ご寺院や楽樹会(旭区・城東区・都島区の本願寺派僧侶で構成された雅楽会/ぎょうじゅかい)の皆様にお手伝いたまわり、無事に「新制御本典作法」のお勤めを円成することができました。

信徳寺秋季彼岸永代経
併修 親鸞聖人御誕生八五〇年
立教開宗八〇〇年慶讃法要
信徳寺開基 光闡院釋順信法師五十回忌
表白
敬って大慈大悲の阿弥陀如来
人界教主釈迦牟尼佛
浄土真宗親鸞聖人 当山歴代住職 門信徒
ならびに十方三世一切の三宝に
申してもうさく
本日ここに
恭しく尊前を荘厳し
秋季彼岸永代経 ならびに
親鸞聖人御誕生八五〇年
立教開宗八〇〇年慶讃法要
信徳寺開基 光闡院釋順信法師五十回忌を
勤修したてまつる
謹んで おもんみれば
宗祖親鸞聖人
承安三年一一七三年に
京都日野の地で御誕生し
九歳で出家得度
比叡山にて仏道修行にはげみしが
自らの「生死いづべき道」を求め
比叡の山を降り 念仏一つで救われる
法然坊源空聖人の専修念仏に出遇ひたり
その後 元仁元年一二二四年に
『顕浄土真実教行証文類』を著述し
浄土の真実の教えたる
浄土真宗を開きたり
後年我々は
この年を立教開宗の年と定め
今ここに届きしご縁を慶ぶご勝縁とす
信徳寺開基
光闡院釋順信法師
明治二十二年 福井にて生を受く
あまたの縁あって浄土真宗の法義に帰依し
大正十二年念願の僧侶となる
昭和六年現在の高殿の地に
信徳寺の前身となる信徳教会を設立
昭和一五年現在の地に移転し
昭和二十三年聞法の道場たる
信徳寺を開基す
昭和三十一年に浄土真宗本願寺派に所属し
ただ今の信徳寺の形を完成す
昭和四十九年十月 八五歳で往生するまで
激動の時を阿弥陀如来の御法義とともに
生き抜き
この地に弘誓の仏地を耕したこと
誠にありがたきご縁なり
五十回忌のご法縁を
有縁の諸僧・門信徒とともに慶びたてまつる
浄土の真実の教えというは
阿弥陀如来の願力によって
浄土に生まれ滅度に至る証果をたまわるものなり
さきに生まれんものはのちを導き
のちに生まれんものはさきをとぶらう
彼の岸、浄土に往生しけり
宗祖親鸞聖人 光闡院釋順信法師
有縁の人々を偲びつつ
今は亡き先人のみあとを
南無阿弥陀仏の本願のはたらきの中
今まさに歩まんとす我らなり
その依拠するところ
釈尊の御説法たる経典
永代にわたり奉ずべきご法縁を
今まさに永代経と勤めたてまつる
こい願わくは
今ここに届きしご勝縁をよろこび
永代にわたり経典を奉じつつ
阿弥陀如来の願力にまかせ
ともに浄土の証果をえんことを
伏して請う
如来・三宝 大悲を垂れて
哀愍納受したまへ