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  • 執筆者の写真信徳寺

2023年5月 掲示板のことば

なされたことを 知る


「知恩(ちおん)」ということばがあります。元々は古いインドのことばで「カタンニュ」とか「クリタジュニャ」というそうで、「なされたことを知る」という意味になります。この私にはたくさんのしていただいたことがあります。私の求めに応じて何かをしていただいたことだけでなく、私が求めずとも何かをしていただいたこともあります。そのさまざまな私になされたことに気づくということの大切さを思うのです。

 ありとあらゆる全てを私一人の力で行なっているという人は一人もいません。いただく食材は誰かが作ってくれたり運んでくれたり販売してくれたり、生活における様々なことはどなたかのご尽力によるものです。私たちはどこまでいっても自己中心的なものの見方で、そのことを忘れがちに生きています。そうせざるを得ない生き物です。だからこそこの「知恩」ということを大切にしたく思います。そして私たち一人一人も誰かにとっての「なされたこと」の一部なんだろうと思うのです。

住職 小西善憲



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