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  • 執筆者の写真信徳寺

2023年8月 掲示板のことば

夏のセミ 夏しか知らず 夏もわからず


 「蟪蛄(けいこ)春秋(しゅんじゅう)を識(し)らず、伊虫(いちゅう)あに朱陽(しゅよう)の節を知らんや」ということばがあります。これは中国のお坊さんであった曇鸞大師というお方のおことばです。夏のセミは夏に地上に出るので、夏しか知らず、春や秋を経験しておらず、よってこの虫は夏ということ自体もわからないのだという意味になります。

 わたしたちのいのちにおいて知り得る範囲は結局自分中心のあり方でしかあり得ません。それにも関わらずわたしたちはそれこそ全てであるかのごとく生きている一面があるように思います。そのことを気づかせてくださる、曇鸞大師のおことばです。


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